人工透析

当クリニックの人工透析10の特徴

①どなたでもオンラインHDF(血液透析濾過)を受けることができます。

オンラインHDF(血液濾過透析)は通常の血液透析に比べ、より人間の腎臓に近い透析方法です。特に大きな分子量の尿毒素の除去に優れていますので、疲労感の軽減や、透析中の血圧安定、かゆみや下肢のいらいら、不眠の解消、食欲回復、肌の美白に効果があるといわれています。透析患者さまの長期合併症を予防することができ、生命予後の改善が期待できます。
当院では、2022年6月に全てのベッドの透析機器を東レ社製TR-10EXに更新し、従来のオンラインHDFに加えて透析中の血圧低下などに有効であるI-HDF(間歇補充型HDF)も行うことができます。

②十分な透析を目指します。

現在、日本では「週3回×4時間」の透析が標準的透析として多くの施設で行われております。しかし、果たしてそれで十分なのでしょうか。わたくしは透析患者さまの体調不良や合併症の多くは、透析が悪いのではなく、透析不足による尿毒症が原因であると考えております。透析患者さまが元気で長生きできるよう、透析時間や透析回数を増やすためクリニック全体で出来る限りのサポートをいたします。

③一人一人とじっくり向き合います。

毎日のベッドサイドの回診のほかに、月1回は外来の診察室で患者さま一人一人とじっくり向き合って検査結果の説明や今後の治療について話しあいます。プライバシーを守りながら合併症の早期発見に努めます。

④徹底した透析液の清浄化に努めます。

汚染された透析液で透析を行っていると、栄養状態の悪化、貧血の進行、炎症や動脈硬化などさまざまな合併症をもたらします。当クリニックでは、東レ社製全自動透析器を導入し、エンドトキシン捕捉フィルタを透析液供給装置に1本、ベッドサイドの各コンソールに2本の計3本設置し、徹底した透析液の清浄化に努めます。また毎月全てのコンソールのエンドトキシン測定と生菌数検査を行い、水質汚染の早期発見に努めます。

⑤シーツ交換は毎回行います。

他人が寝た後の布団に入りたい人がいるでしょうか。当クリニックでは清潔を保つため、必ず1回の透析ごとにシーツ交換を行います。患者さまはいつも洗濯済みの新しいリネンで透析できます。血液汚染による感染・真菌(白癬菌)・疥癬などの予防にもつながります。

⑥積極的に感染予防に取り組みます。

人工透析は、一度に多くの患者さまが同じ場所で治療を受けるため、血液感染や飛沫感染に特に注意が必要です。当クリニックでは、透析室の一角に注射準備室を設けることによって治療エリアから隔離し、細心の注意を払って注射製剤の作成を行います。またヘパリン、ESA製剤など製品が存在するものは、すべてプレフィルドシリンジを使用いたします。皮膚・穿刺部の感染予防対策として、皮膚消毒は、透析前セット、透析後セットのディスポーザブル滅菌パックを使用いたします。

希望される患者さまには肺炎球菌ワクチンやB型肝炎ワクチンの接種も、積極的に行っています。

⑦患者さまのプライバシーに配慮します。

透析ベッドの隣との間隔は1m以上とゆったりとりました。また、普段の診療においてもその患者さまだけに聞こえるよう、話し声の大きさにも注意いたします。

⑧透析時間を快適に過ごせるよう提案いたします。

透析は、少なくとも4時間以上ベッドの上で治療を受けなければなりません。この時間を、退屈な時間から少しでも楽しい時間に変えることができるよう、通常のテレビ放送の他にDVDプレーヤーの貸し出しも行っています。無線LANも完備しましたので、お持ちいただいたノートパソコンやタブレット端末、スマートフォンなどで気軽にインターネットに接続できます。

お食事は予約していただければ御弁当を用意させていただきます。

⑨血液透析導入は外来で可能です。

これまで血液透析の導入時は入院することが多かったわけですが、当院では外来での透析導入を行っています。入院が必要なくなることによって、普段の生活を続けながら透析を始めることができるため、特に高齢の方などは体力の低下を防ぐことができます。シャント手術やPTAもほとんどが日帰りで行っています。

⑩無料で透析患者さまの送迎を行います。

青森市内および周辺地域まで無料で送迎を行います。

送迎をご家族に頼むのには気が引けると感じていらっしゃる患者さま、介護保険を送迎に使っているために他の目的に介護保険を十分に使えない患者さまなど、お気軽にご相談ください。


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